氷結界の魔竜

デュエルターミナル

今回は、前回に引き続いて《氷霊山の龍祖 ランセア》や、それにまつわるカードについてを、効果考察で触れられなかったストーリーについて書いていきます!

氷結界」の人々が恐れ敬う三体の龍。しかし歴史を紐解くと、それらの龍は元は1つの巨龍であった――。これは自らの命を賭し、人知を超えた存在に挑んだ英雄たちの物語である。

ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4

ザ・ヴァリュアブル・ブックEX4では、カードイラストに秘められたストーリーの数々を紹介する章にて、『デュエルターミナル』ワールド外伝ストーリー 氷結界の魔竜、としてページが設けられています。
今回はそのページから読み取れる情報から考察をしていきます。

氷結界に残る伝承

ヴァリュアブルブックによると、遥か昔の物語として、大霊山の君臨する「ランセア」と、それに挑んだ、鳥人の大英雄と封魔の術を極めた大魔導士、という勇者二人、についての伝承が残っているとされている。
この二人は、この星、物語の舞台であるデュエルターミナルワールドの、生けるもの全てにとっての未曾有の危機を前にして、かつて敵として相まみえることもあったが、協力して挑む決意をした、とある。

この「鳥人の大英雄」は《氷結界の剣士 ゲオルギアス》を、「封魔の術を極めた大魔導士」は《氷結界の鏡魔師》を指している。

氷結界の剣士 ゲオルギアス》と《氷結界の鏡魔師

ランセアの元に到達した二人は、氷龍の放つ攻撃を鏡魔師の封魔鏡が防ぎ、僅かのスキを逃さずゲオルギアスの渾身の双剣による攻撃がランセアの身体を引き裂いた。
しかし、ランセアは滅ぶことなく、切り裂かれ、分かたれてもなお脈動し、自らが広げた大霊山の氷雪を吸収、氷を纏う三龍の魔龍として蘇る。

この三龍の魔龍とは、《氷結界の龍 ブリューナク》、《氷結界の龍 グングニール》、《氷結界の龍 トリシューラ》のことである。

氷結界の龍 ブリューナク》《氷結界の龍 グングニール》《氷結界の龍 トリシューラ

ランセアとの激闘で深い傷を負ったゲオルギアスを霧深き谷へ匿い、鏡魔師は三龍の封印を誓う。

これらの設定と現在あるカードを踏まえ、まず《氷霊山の龍祖 ランセア》の効果を見ていくと、②の効果は、相手によってフィールドから離れると氷結界シンクロを出すという、まさに切り裂かれてもなお滅ばずに三龍を生み出したというこの物語をうまく落とし込んだ効果になっている。

氷結界の剣士 ゲオルギアス》はイラスト、氷結界では珍しい鳥獣族であること、霧深き谷に匿われたことから、このデュエルターミナル世界の部族の一つである「ミスト・バレー」や「ドラグニティ」に関連する人物である可能性がある。

氷結界の鏡魔師》はステータスが《氷結界の伝道師》と一致しており、衣装も類似していることからこのデュエルターミナル世界の中での三龍封印のキーマンと言える《氷結界の伝道師》(後の《氷結界の神精霊》)の若き日の姿と言うことが窺える。

氷結界の伝道師》と《氷結界の神精霊

ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました!デュエルターミナル世界の物語はまだまだ奥深いので、これからも掘り下げていきたいと思います!

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